2010年に在庫がなくなる?--JPNIC、IPv4アドレス枯渇問題に向けた作業に着手

吉澤亨史 2007年06月19日 22時40分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は6月19日、現在インターネットで利用されているIPv4アドレスについて、在庫枯渇状況を発表するとともに、枯渇期を乗り越えるために対応策の検討を開始したと発表した。

 サイトの住所ともいえるIPv4アドレスは、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)を頂点した階層構造を基に管理されている。IANAの配下には、地域単位で管理を行う地域インターネットレジストリ(Regional Internet Registry:RIR)があり、その下にローカルインターネットレジストリ(Local Internet Registry:LIR)があるという階層になっている。

 また、一部の地域では国単位で管理を行う国別インターネットレジストリ(National Internet Registry:NIR)があり、JPNICは日本のNIRとして国内のIPアドレスを管理している。

 ここ10年間の急激なネットの発展により、現在ネットで利用されているIPv4アドレスについて、RIRが分配可能なIPv4アドレスが残り少なくなっている。この件に関して最も信頼されている枯渇時期予測によると、RIRにおける未分配IPv4アドレスの在庫は2010年になくなるとされている。

 そこでJPNICでは、IPv4アドレス枯渇問題の解決策として、日本におけるNIRとして、IPv4アドレス枯渇の適切に対応するIPアドレス管理ルールの制定に向け、国内でネットに関係するあらゆる声を反映した検討を行うとともに、国際的な調整を行う。

 また、ネットの円滑な運営に寄与する公益法人として、ネットの円滑な運営の維持を実現するべく、国内外の関係者・関係団体と連携して、IPv6の利用による対応施策の検討と実施を促進するとともに、的確な情報提供を行っていくとしている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

  • デジタル変革か?ゲームセットか?

    デジタルを駆使する破壊的なプレーヤーの出現、既存のビジネスモデルで競争力を持つ
    プレイヤーはデジタル活用による変革が迫られている。これを読めばデジタル変革の全体像がわかる!

  • ビジネスの継続的な成長を促す新たなITのビジョン

    多くの企業においてITに求められる役割が、「守り」のコスト削減から「攻め」のビジネス貢献へとシフトしつつある。その中でIBMが提唱する新たなビジョンEnterprise Hybrid ITとは?

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化