もし皆さんが私と同じなら、軍隊特有の話し方を目の当たりにした時、視線は空をさまよい、耳鳴りが生じてしまうことでしょう。略語を使うのは愉快ですが、同じ常識を共有するもの同士のみ通用し、部内者と部外者を区別するために機能しています。部外者にとっては、何の話をしているのかよく分からないことは確かです。本日のNetworkworld誌に掲載されたエレン メスマー氏の記事を見てみましょう。彼女は米国空軍中将で、空軍の「サイバーコマンド」の責任者であるロバート エルダー氏にインタビューしています。
ところで、皆さんに注意を促しておきますが、軍隊では「サイバー」という言葉を名詞として使っています。軍人さんが「サイバーは重要だ」という時、それは「ネットワークは重要だ」というような意味です。ですから、「サイバーコマンド」と言えば、コマンド(司令)機能を提供するためにネットワークを利用することを意味すべきなのに、空軍はまたしても私たちの言語を乱用して、どうやら、「ネットワーク管理」のつもりで使っています。空軍の中に、ネットワーク管理に責任を負うグループがあり、それを率いているのがロバート エルダー中将です。
さあ、彼の話を聞きましょう。