「Microsoft Outlook」をやめて「Google Apps」を使おうかと迷っている人は、Googleがどういう取り組みをしているか、よく見きわめたいと思うのではないだろうか。米国時間8月28日付けのブログ記事で同社は、この数カ月で「Google Calendar」に、小さいけれど重要ないくつかの改良を行ったことを説明している。その多くは明らかにビジネスユーザーを対象としている。
改良点の1つはリマインダ機能を柔軟にしたことだ。これは、ずいぶん些細なように思えるがそうではない。リマインダ機能を使うときはメッセージを受け取る時間帯をあらかじめ設定しておくが、新しいシステムではきめ細かいカスタマイズが可能になり、希望するどんな時間でも設定できるようになったほか、1日単位でのオプションも完備された。つまり、1年前からリマインダ機能を設定することもできる。また、通知方法はポップアップ、電子メール、SMSのいずれでも可能だ。携帯電話がGoogle Calendarと同期されていない場合、SMSが使えることの利便性は非常に大きいと思う。
さらにビジネス用途に適した、そのほかの主要な改良点は、会合の出席者に限定して電子メールを送信できるオプションだ。Outlookと同様に、出欠の問い合わせに対して出席、欠席、まだわからない、と返信してきた人をグループに分けて別々のリストを設定し、特定のグループに対して電子メールを送信することで、それ以外の人を煩わさずに済むようになった。ビジネスにおいても交友においても、連絡やリマインダを送信する際に、すでに返事をくれた相手のところへ何度も送ってしまう心配がなく、すばらしい方法だ。
これら2つの機能以外にも、イベント作成ツールに若干のアップグレードがあり、イベントの時間が重複していても設定可能になったほか、他者のカレンダーを共有するのに、特別な認証や許可を必要とせずに2回のクリックで済む方法が追加された。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ