グーグル、Gmailの大規模障害で補償--有料ユーザーに15日の無料期間

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:湯木進悟 2009年02月26日 06時46分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ビジネスにGmailを利用しており、その上で、2時間半の間、Gmailの利用が妨げられた場合、1ユーザーにつき2.05ドルの生産性が失われたと感じるだろうか?

 この額こそ、Googleが米国時間2月24日に発生した2時間半に及ぶGmailの障害の後、企業向け有料サービス「Google Apps Premiere Edition」の顧客に対して、同社が支払うことに決定した補償金額に相当するものである。この補償は、寛大な措置でもある。(今回の障害で)実際に補償として支払われねばならない金額は、1ユーザーにつき41セントに相当する。

 Googleは、Google Apps Premiere Editionで1ユーザーにつき年額50ドルを支払っている顧客に対して、毎月99.9%以上の稼働率で、Gmailへのアクセスを保証している。Google Appsのサービス提供基準などを定めたService Level Agreement(SLA)によれば、もし稼働率が99.0〜99.9%のレベルに低下した場合、Googleは、無料で3日間のサービス利用期間を提供するとの公約を掲げている。

 Gmailサイトの信頼性などをチェックするマネージャーであるAcacio Cruz氏は、公式ブログ上で、Gmailの大規模障害は「約2時間半に及ぶものであった」と記している。筆者の知るところでは、2月中にそのほかの大規模な障害は発生しておらず、その場合の月間稼働率は99.63%となる。

 しかしながら、Googleは、障害の影響を受けた顧客に対して、SLAが定める3日間の無料サービス以上のものを提供することに決定した。同社広報担当のAndrew Kovacs氏は、「発生した障害の規模を鑑み、誠意を示したいとの願いから、われわれは、顧客に15日間の無料サービス期間を追加で提供する」と声明で述べている。(SLAの規約上では)通常、月間稼働率が95%を下回った場合のみ、15日間の無料サービスが提供されることになっている。

 年間50ドルで計算すると、Googleは1時間毎に0.57セント課金していることになる。その場合、3日間の無料サービスは1ユーザー毎の売り上げで41セントに相当し、15日間の無料サービスは2.05ドルに相当する。

 Googleはまた、こちらのブログ投稿で障害について詳細を説明している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
クラウドコンピューティング

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化