「Windows 7」の最新ビルドを使用したテスターによると、Microsoftは同OSの新しいテスト版にウェブブラウザの「Internet Explorer 8」(IE8)を無効にするオプションを追加したという。
Chris Holmes氏によると、Windows 7のビルド「7048」には、「Windows Features」というダイアログボックスから有効および無効にできる数多くのWindowsコンポーネントの1つとして、Internet Explorerが含まれているという。このコントロールパネルはWindows 7のパブリックベータ版にも存在しているが、有効と無効を切り替えられる機能群のリストにIE8は含まれていない。
このオプションの追加とその理由について、Microsoftはコメントを避けた。欧州連合(EU)がWindowsへのブラウザ搭載に反対していることと何か関係があるのでは、と推測する者もいる。
EUは、MicrosoftがPC購入者にブラウザ選択の自由を与えること、そしてユーザーが他社のブラウザを選択した場合、IEコードの一部を無効にすることを要求するかもしれない、と同社は警告していた。
WindowsコミュニティーサイトのAeroXperienceには、IEの有効と無効を切り替える方法、そしてそれが何を意味するのかについて、詳細な情報が掲載されている。
MicrosoftはWindows 7がベータ版から「リリース候補版」に移行するにつれて、同OSにさまざまな変更を加えている。しかし、こうした変更点に関してMicrosoftが最近投稿したブログ記事に、IEを無効にするオプションについての記述はなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ