深刻な脆弱性に対応した「Firefox 3.5.4」などが公開--「3.6」ベータ版も間もなくか

文:Stephen Shankland(CNET News) 翻訳校正:佐藤卓、長谷睦

2009-10-29 09:51

 Mozillaは米国時間10月27日、Windows版、Mac版、Linux版の「Firefox 3.5.4」をリリースし、6つの深刻なセキュリティホールを修正したほか、他の複数の問題も解決した。

 リリースノートによれば、今回の新バージョンでは安定性が向上し、最近の履歴の消去に関する問題が解決されたという。Mozillaは旧バージョンである「Firefox 3.0」も「Firefox 3.0.15」に更新し、同様のセキュリティ問題の一部を修正した。

 6つの脆弱性は、攻撃者がユーザーのコンピュータ上で自ら仕込んだソフトウェアをリモート実行し、コンピュータを乗っ取ることを可能にするものだった。詳しくはFirefoxのセキュリティアドバイザリをチェックしてほしい。

 一方、Mozillaは、外観を簡単にカスタマイズできる「Personas」機能が追加された「Firefox 3.6」について、最初のベータ版を間もなくリリースするところだ。Firefoxのリリースサイクルを速めようとしているMozillaでは、Firefox 3.6を自動更新で適用されるマイナーリリースとして公開するか、ユーザーが自ら新バージョンをダウンロードする必要のあるメジャーリリースとして公開するかをめぐり、議論が続いている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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