PowerPointでパッチ不具合--「ファイルが壊れています」の回避法

田中好伸 (編集部)

2011-04-22 21:54

 日本マイクロソフトが4月13日にリリースした「PowerPoint 2003」向けセキュリティ更新プログラムが思わぬ被害を生んでいる。パッチを当てたPowerPoint 2003でファイルを開くと「ファイルが壊れています」というエラーメッセージが表示される現象が同社に報告されているからだ。

 問題となっている現象が発生するのは、(1)「PowerPoint 2007」以降で作成され、スライドマスターなどのプレゼンテーション背景に画像が挿入されている、(2)PowerPoint 2003で作成され、複数のマスターが存在し、各マスターに画像が挿入されている――という2つの条件による。

 日本マイクロソフトのセキュリティチームが、問題の回避策を公開している。4月20日時点で、同社は4月中にも、この問題を解決する更新プログラムを公開する予定としている。

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