日本マイクロソフトが4月13日にリリースした「PowerPoint 2003」向けセキュリティ更新プログラムが思わぬ被害を生んでいる。パッチを当てたPowerPoint 2003でファイルを開くと「ファイルが壊れています」というエラーメッセージが表示される現象が同社に報告されているからだ。
問題となっている現象が発生するのは、(1)「PowerPoint 2007」以降で作成され、スライドマスターなどのプレゼンテーション背景に画像が挿入されている、(2)PowerPoint 2003で作成され、複数のマスターが存在し、各マスターに画像が挿入されている――という2つの条件による。
日本マイクロソフトのセキュリティチームが、問題の回避策を公開している。4月20日時点で、同社は4月中にも、この問題を解決する更新プログラムを公開する予定としている。