関電システムソリューションズは12月26日から第3データセンターを稼働させる。延床面積1万2000平方メートルと大阪都心部では最大級という。
第3データセンターは、第1や第2と同じく大阪都心に立地しながらデータセンター専用ビルとしてセキュリティ対策を講じており、関西電力グループによる電源設備を有しているという。内閣府や警察庁と同程度という建築基準法の1.5倍の耐震性能であり、関西では希少な免震構造としている。
室内空調機から戻ってくる水が熱源機に入る前に冷却塔で予冷し、熱源機の負担を軽減するフリークーリングを採用している。電源設備室では、外気温が低い時に機器発熱を排熱する外気冷房を用いている。
空調方式として、ラック列間の通路を壁で区画し、ハードウェアへの給気と排気を物理的に分離するキャッピング方式を採用している。ビルの屋上の防音壁に太陽光発電システムも設置している。これらの仕組みから電力使用効率(Power Usage Effectiveness:PUE)は1.4を実現できるとしている。