ソリトンシステムズは、企業内のアクセス管理を可視化、自動化する情報資産アクセス管理基盤ソフト「Soliton ID Manager」の新版を販売開始した。
Soliton ID Managerは、効率的なID管理やアクセス管理を提供する基盤ソフト。IDそのものの管理に加え、そのIDで「利用者」「使用システム」「使用時間」「承認者」「権限」を設定し、過去の履歴も含め、一元管理できるという。
新版では“ルールベース”と“申請承認ベース”の2種類のアクセス権の自動付与が可能になった。ルールベースとは、部署や役職、職務などに基づく適用方法である。申請承認ベースとは、ルール設定が難しい個別のプロジェクトなどのへのアクセス権に関するもので、申請があったものを承認した際に適用する方法である。個別の資産管理者に利用者とアクセス権の管理を委譲する運用も可能とした。
また、組織改編への対応として部署や役職などに基づいたアクセス権ルールを事前に設定しておき、指定日に自動的に新しい組織に対応する機能を備えている。
Soliton ID Managerは、1000人規模の企業で、年間1000万円のコスト削減効果が期待できるとアピールしている。