アイレットのAmazon Web Services(AWS)関連サービス事業「cloudpack」に、AWS上のサーバを対象としたセキュリティマネージドサービス「securitypack」が4月1日に追加される。同サービスにセキュリティソフトウェアを提供するトレンドマイクロが3月19日に発表した。
securitypackは、トレンドマイクロのサーバセキュリティソフトウェア「Trend Micro Deep Security」(Deep Security)をシステム監視、保護に用い、その導入や初期設定、運用保守などをcloudpackのエンジニアが担当するサービス。アラートが検知された場合にも、cloudpackが調査を実施し、対策を施す。
cloudpackは2010年よりAWS環境のサーバ運用サービスを展開しており、AWSからは「APN プレミアコンサルティングパートナー」として国内2事業者の1つに認定されている。Deep Securityの提供も同じく2010年から開始しており、今回提供を開始するsecuritypackは、導入時のみならず、24時間365日リモートでシステムを監視する運用保守まで含めたセキュリティマネージドサービスとして、顧客システムのセキュリティを総合的に支援しようというもの。
今回は、これまでの両社の協業の枠組みをさらに拡張し、トレンドマイクロのセキュリティエンジニアの技術サポートによるバックアップ体制を両社で構築し、万が一のインシデント発生時も対応可能とした。
初期費用は10万円(5ライセンスまで、税別)、月額費用は1ライセンスあたり3万5000円(Standard版、税別)から。今後3年間で1億円の売り上げを目指すとしている。