Net Applicationsが米国時間11月1日に公開した「Netmarketshare」の最新の数値で、「Windows XP」の市場シェアが17.2%へと6.7ポイント急減した。
「Windows 8」と「Windows 8.1」の市場シェアは合わせて16.8%に増加し、XPにあと0.4ポイントに迫った。
おそらく、この10月の数値は統計上の揺れだろう。OSの市場シェアが6.7ポイントも減少するのは非常にまれであり、これまでXPのシェアが同じくらい減少するのに1年近くかかっている。あるいは、ほぼ横ばいとなった9月の数値(23.89%から23.87%に減少)が誤っており、実際にはさらに数ポイント減少していたという可能性も考えられる。もはやサポートされていないXPからユーザーが移行しているという文脈で、この数字なら理解しやすい。
一方、Windows 8.1の市場シェアは6.7%から10.9%へと急増している。やはり、1カ月の間に4ポイントも上がることは通常は考えられない。Netmarketshareの過去の数字を見ても、5月から9月にかけては6.38%から6.67%に伸びただけだった。
Netmarketshareの今月の数字が実態を反映しているのだとしたら、認識を改めなければならない。XPのシェアは徐々に下がってきているものの、それでもPCユーザーベースの4分の1を占め、Windows 8と8.1は10%台の前半にとどまっているというのがこれまでの認識だった。
Netmarketshareの数字が正しいかどうかは、この先明らかになるだろう。いずれにしろ、Microsoftはインストールベースの正確な数を公開していないので、これが、現在手に入るベストな数字だ。
「Windows 7」は53.05%でトップにとどまった。「その他」に含まれるOSのうち、「Windows Vista」は2.82%、「Windows NT」は1.64%、Linuxは1.41%、「Mac OS X 10.10」は1.18%だった。数値はすべて、ウェブサイトへの訪問をトラッキングした結果に基づいている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。