吉事が重なることもある。米国時間11月4日、長い間待ち望まれていた「openSUSE 13.2」の正式版と、(予定されていた)「Fedora 21」のベータ版が利用可能になった。筆者はこれらのディストリビューションの開発動向を追いかけてきていたため、実際に使えるようになったことに喜びを感じている。いずれのディストリビューションもUEFIブートとLegacyブート(MBR)をサポートしているため、筆者が所有しているほとんどすべてのハードウェアにこれらのディストリビューションをロードするつもりだ。
まず、本記事執筆時点で公式に利用可能になったばかりのopenSUSEに目を向けてみたい。openSUSE 13.2のリリース発表は、「green light to freedom」(自由への青信号)と題されている。本記事では、発表された変更点や改善点の一覧を再掲するのではなく、リリース発表のページを紹介するにとどめておきたい。openSUSEにちょっとでも興味があるというのであれば、少しの時間をかけて目を通し、掲載されているスクリーンショットのサンプルを見てみる価値は十分にある。筆者がここで提供できるよりもはるかに多くの情報が得られるはずだ。
同ディストリビューションのISOイメージはopenSUSEのダウンロードページから入手できる。このページにアクセスするとまず、「4.7GB DVD」と書かれたフルイメージ(4.4Gバイト)と「Network」(ネットワーク)と書かれたネットワークイメージ(80Mバイト)のみが表示される。また「alternative media」(その他のメディア)に関して記述されたテキスト枠があり、その枠内のリンクをクリックすれば、ライブメディアやレスキューシステムを入手できる。ただし、これらは前述のものほど十分にテストされていないため、「limited use」(特定の用途)にのみ推奨されている。うーん。筆者の経験を述べると、ライブイメージはフルインストーラに比べると開発サイクルを通じて頻繁に「おかしな部分が見受けられた」のだが、この段階ではすべてが完成し、安定していることを願っている。
とにかく、その他のメディアを表示させるためにクリックすると、KDE版ライブメディアやGNOME版ライブメディア、USBやCDから起動できるもののハードディスクへのインストールはできないレスキューシステムのほか、「openSUSE Derivatives」(openSUSEの派生物)へのリンクが表示される。筆者は本記事のために、KDE版ライブメディアをインストールしようとしているが、その作業の間に、以降のインストールで使用するためのフルインストーラをダウンロードするつもりだ。
Liveイメージは909Mバイトで、従来通りハイブリッドイメージなので、ddか、同等の「Windows」ユーティリティ(名称は何であれ)を使用して、それをディスクに保存するか、あるいは直接USBスティックにコピーすることができる。Liveイメージは「Legacy」(MBR)か「UEFI」ファームウェアシステムのいずれかで起動する。またUEFI上では、「Secure Boot」を有効にした状態でも起動する(筆者は試してみた)。
openSuSE 13.2 Live KDE
これがopenSUSE Liveデスクトップ(KDE)である。これを使って、ハードウェアの互換性を判断できる。ネットワーク接続(有線と無線)、キーボードやマウス(またはタッチパッドなど)、ディスプレイの解像度と品質、搭載されているUSB、VGA、HDMI、SDなどの各種ポートなど、目に見えるものを数分間かけて確認しよう。問題なければ、デスクトップの「Install」(インストール)をクリックして、インストールを開始できる。
後編へ続く。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。