「LibreOffice」と「OpenOffice」--2大オープンソースオフィススイートの違いは

Jack Wallen (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 川村インターナショナル 2014年10月02日 06時00分

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 筆者は先日、2大オープンソースオフィススイートの違いについて、複数の読者から質問を受けた。エンドユーザーにとって、これは極めて妥当な疑問だ。それぞれの説明を読んでも、差異はほとんどない。説明を見てみよう。

  • LibreOffice」:LibreOfficeはThe Document Foundationが開発を手がける、無料でオープンソースのオフィススイートである。
  • Apache OpenOffice」(AOO):AOOはオープンソースのオフィス生産性ソフトウェアスイートである。AOOは「OpenOffice.org」とIBMの「Lotus Symphony」から派生したオフィススイートで、LibreOfficeとは非常に近しい関係にある。

 まずは、名称を整理しておこう。筆者がここでOpenOfficeと呼ぶものは、正式にはApache OpenOfficeのことだ。これは、かつてOracleが所有し、Apacheに譲渡されたソフトウェアと同じものだ。これらのソフトウェアタイトル(OpenOffice.orgやApache OpenOffice、LibreOffice、「NeoOffice」など)はすべて「StarOffice」(実はプロプライエタリなソフトウェアだった)から派生した。

 いずれのツール(LibreOfficeとApache OpenOffice)も無料のクロスプラットフォームオフィススイートで、極めて効果的に作業を遂行できる機能をユーザーに提供する。しかし、どちらかを選ぶときは、何を判断材料にすればいいのだろうか。筆者はこの議論でどちらかの肩を持つことはしたくない。筆者の狙いは両者の相違点を浮き彫りにして、読者の皆さんが、どちらのオフィススイートが自分のニーズにより合致するのかを判断できるようにすることだ。また、どちらのツールも、市販の高価なプロプライエタリソリューションの代替品として非常に優れている、というのが筆者の意見だということは知っておいてもらいたい。いずれのツールも、オフィス業務の遂行に必要なすべてのもの(ワープロやスプレッドシート、データベース、数式、描画ツール)を備える。

 それでは、両者の相違点を見ていこう。

バージョン

 理解しやすいように説明しておくと、Apache OpenOfficeのバージョンはLibreOfficeに後れを取っている。本稿執筆時点で、Apache OpenOfficeのバージョンは4.1.1で、LibreOfficeのバージョンは4.3.1だ。LibreOfficeはApache OpenOfficeより迅速かつ頻繁に最新バージョンをリリースする。これは良いことなのだろうか。それとも、悪いことなのだろうか。迅速かつ頻繁なリリースは、一方では、ユーザーがフィックスや新機能をすぐに入手できることを意味する。しかし、他方では、バグが紛れ込みやすくなる可能性もある(紛れ込んだバグは結果的に迅速に修復されるのだが)。LibreOfficeのリリースは新しい機能や変更点を少しずつ追加していく傾向が強いのに対し、Apache OpenOfficeのアップデートは(リリース頻度が少ないので)もっと大幅な変更になることが多い。

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