中国当局、「iOS」端末を狙うマルウェア「WireLurker」配布の容疑者を逮捕

佐藤卓 翻訳校正: (Special to ZDNET.com) Larry Seltzer 吉武稔夫 (ガリレオ)

2014-11-18 12:35

 中国当局は、「WireLurker」と呼ばれるマルウェアを配信していたウェブサイトを閉鎖し、事件の容疑者を逮捕した。北京市公安局が、中国のマイクロブログサービス「Sina Weibo」で発表した。

  WireLurkerの存在が問題となったのは11月に入ってからで、脱獄していない「iOS」デバイスを攻撃できる能力を持つことが判明したためだった。ただし、その仕組みは複雑で、米国で感染が広まる危険性はなさそうだ。このマルウェアは、米国では利用されることが少ない中国のサードパーティーのアプリストアに仕掛けられていた。

 米国のセキュリティ企業Palo Alto Networksがこの脅威について発表した内容によれば、このマルウェアはまず「OS X」システム上で実行されるという(このマルウェアの「Windows」版も発見されたが、あまり広まっていない)。

 中国当局は、このマルウェアを作成および配布した疑いで3名の容疑者を逮捕し、問題のサイトを閉鎖したと発表している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]