ソフトウェア大手Microsoftは米国時間10月22日、堅調な同社第1会計四半期決算(9月30日締め)を発表した。クラウドとコマーシャル部門の売上高が好調な成長を示した一方で、「Windows」の売上高は6%減少した。
Microsoftの第1四半期の売上高は204億ドル、利益は46億ドル(1株あたり57セント)だった。非GAAP利益は1株あたり67セントだった。「Windows 10」繰延売上高を含めると、Microsoftの売上高は216億6000万ドルだった。
同四半期に対するウォール街の予測は、売上高210億3000万ドル、1株あたり利益59セントだった。
Microsoftは同四半期、決算報告の事業区分を再度変更し、6区分を3区分に統合した。この変更によって財務報告は簡素化されるが、Windows 10の収益性が把握しづらくなるとアナリストらは述べていた。
事業区分ごとの内容
詳しい業績結果は以下のとおり。
- 「Office 365」の第1四半期の一般消費者サブスクリプション数は1800万件だった。
- Office 365のシート数は66%増加したが、74%増加した第4四半期と比べると増加率は低下した。
- 「iOS」と「Android」上の「Office」の累計ダウンロード件数は2億件を超えた。
- 「Dynamics CRM」の新規顧客の4件に3件がクラウドの導入を選択した。
- 「Azure」演算利用は前年同期の2倍以上だった。
- More Personal Computing部門の同四半期売上高は17%減少した。「Windows Phone」売上高が減少したためである。
- 「Surface」の同四半期売上高は6億7300万ドルと、第4会計四半期の8億8800万ドルから減少した。
- 「Windows」売上高は全般的に減少した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。