Wi-Fi Alliance、IoT製品向けの通信規格「Wi-Fi HaLow」を発表

Kevin Tofel (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ) 2016年01月05日 10時54分

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 Wi-Fi Allianceは、「Wi-Fi HaLow」という名の新しい通信規格を発表した。従来よりも少ない消費電力で、ワイヤレスデバイスの通信距離をおよそ2倍に拡大できるという。

 HaLowはWi-Fi Allianceが米国時間1月4日に発表したWi-Fi規格「802.11ah」の通称で、スマートフォンやモノのインターネット(Internet of Things:IoT)の市場を主なターゲットとしている。

 このような市場の製品にHaLowが特に適している大きな理由は、HaLowの使用する周波数帯が900MHzであることだ。

 この周波数帯は、米国では特定の移動体通信事業者に割り当てられておらず、長年の間、家庭用コードレス電話に使用されてきた。電話コードの制約を受けずに固定電話を使いたいというニーズがあった時代からだ。

 900MHz帯を使用している製品は今も存在するが、この周波数帯で競合するコードレス電話が今後登場することはほとんどない。また、周波数が低ければ、壁などの障害物を容易に通過できるという利点もある。そのため、802.11ah規格に対応した製品は従来よりも通信距離が広がることになる。

 ただし、今後登場するコンピュータでHaLowがサポートされるとは期待しない方がいい。HaLowの真の狙いはIoTデバイスを接続することであり、ヘルスケア製品、センサー、ドアベルなど、さまざまなスマート製品がインターネットに接続されるだろう。

 HaLowによって通信可能な距離は今よりも広がるかもしれないが、それは「iTunes」から最新の映画をダウンロードするためではない。何よりもまず、HaLowは低速のワイヤレス接続をサポートするための規格であり、IoTデバイスからごく少量のデータを転送することに重点が置かれている。

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