すかいらーく、新プライベートクラウド構築--4カ所に分散する200台を統合

ZDNet Japan Staff 2016年02月26日 07時15分

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 外食大手のすかいらーくは、「VMware vSphere」を採用して4カ所のデータセンターで分散運用している80の業務システムとそれを支える200台のサーバを統合した新たなプライベートクラウド基盤を構築した。

 新プライベートクラウドへの移行により、システム立ち上げの際のプロビジョニングが従来のオンプレミス環境と比較して6~12倍高速化した。ビジネス速度に合わせて迅速に対応できると同時に、データセンター集約によるコスト削減を実現している。

 すかいらーくは、新プライベートクラウド基盤の管理ツールとして「VMware vRealize Operations」の導入も決めた。将来的には、カスタマイズ可能なユーザーインターフェース(UI)やダッシュボードを使ったシステム全体の監視の効率化、スマートアラートなどの機能による障害の早期発見、分析や予測に基づくパフォーマンスの最適化などの効果を見込んでいる。

 すかいらーくグループは、2007年まで同社が展開するガスト、バーミヤンなどの業態ごとにカンパニー制を採用し、グループ各社が個別にシステムを構築、運用していた。

 その後、組織体制を一体化した後も、従来の80の業務システムと200台の物理サーバを4カ所のデータセンターで分散運用していた。そのため、異なるハードウェアや管理ツール、重複したシステムにより、システム全体の運用やシステム間の連携の非効率性が課題となっていた。

 こうした課題を解決するため、すかいらーくは信頼性と柔軟性を備えたプライベートクラウド環境を1つのデータセンターに集約し、運用の標準化を通じてプライベートクラウド環境全体の管理を簡素化する方針を決めた。

 この次世代プライベートクラウド基盤を支えるソフトウェアとして、導入実績やGUIでの分かりやすい運用などの理由から、vSphereを採用したとしている。

 さらに、vSphereとの一貫した運用と監視によるシステム障害の分析やリソースの将来予測に向けて、クラウド環境の管理ツールであるvRealize Operationsの導入も決めている。

 将来的には、仮想デスクトップや事業継続計画(BCP)の導入も計画している。自社のプライベートクラウドとBCPサイトのシームレスな接続、vRealize Operationsによる効率的なクラウド環境を運用するために、vSphereベースのハイブリッドクラウド基盤である「vCloud Air」の導入も検討している。

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