Microsoftはカナダのトロントで開催中の「Worldwide Partner Conference」で米国時間7月12日、先に名称を変更した2バージョンの「Windows 10 Enterprise」のうちローエンドの「Windows 10 Enterprise E3」について、価格を発表した。1ユーザーの価格は月間7ドル、年間の場合は84ドルという。
もう一方は「Windows 10 Enterprise E5」で、攻撃を検出し対応する最新のMicrosoftのサービス「Windows Defender Advanced Threat Protection」が含まれる。
MicrosoftがWindows 10 Enterpriseの名称変更を発表したのは先週のことだ。E3とE5の両バージョンは、「Secure Productive Enterprise」バンドルの一部でもある。
「Secure Productive Enterprise E3」(旧名称「Enterprise Cloud Suite」)はWindows 10 Enterprise E3、「Office 365 E3」、「Enterprise Mobility + Security E3」(Enterprise Mobility + Securityは以前Enterprise Mobility Suiteといわれていたバンドル)を含む。「Secure Productive Enterprise E5」というバンドルもあり、Windows 10 Enterprise E5、「Office 365 E5」、「Enterprise Mobility + Security E5」を含む。
Microsoftは12日、パートナーを前に、2016年の秋より「Cloud Solution Provider」チャネルを経由してWindows 10 E3サブスクリプションを販売できるようにすると述べた。パートナーはユーザーに1つの契約、サブスクリプション契約と利用状況を確認できる1つのビュー、1つのサポート契約、それに新しい製品に向けの1つの簡素化された請求書を提供できるという。
MicrosoftはWindows 10 E5については提供のタイミングを明らかにしなかった。Microsoftの広報担当によると、今回はWindows 10 E5の価格と提供時期は明らかにしないとのことだ。Windows 10 E3が8月2日に提供開始されるかどうか、それとも秋になるのかについても明言しなかった(8月2日は「Windows 10 Anniversary Update」のその他のバージョンが提供される日だ)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。