調査

テレワークの利用率は5%だが、経験者の7割は継続を希望--エン・ジャパン調査

NO BUDGET

2017-08-06 07:00

 エン・ジャパンは、7月19日、テレワークに関する実態調査の結果を発表した。

 これによると、調査対象者のなかでテレワーク経験者は5%で、66%は在宅勤務型、50%が週に1~2日利用していることが分かった。また、テレワーク未経験者の53%が「テレワークで働いてみたい」と回答しているが、一方で「働きたくない」が15%、「分からない」が32%にのぼった。これらの回答者が挙げる理由のトップは「仕事とプライベートをはっきり分けたいから」だった。

 同調査は、6月1~30日の期間にインターネットによるアンケートで実施された。対象者は、エン・ジャパンの総合求人・転職支援サービス「エン転職」の利用者9586人。

 テレワーク経験者のうち、66%は在宅勤務型だが、「クライアント先・移動中などに、会社のスマートフォンやPCなどを使って働く」という回答が47%となった。


テレワーク経験と働き方のタイプ

 テレワーク経験者の67%が「引き続きテレワークで働きたい」と回答している。また「テレワーク」という働き方を選んだ理由は、第1位「外出が多く、仕事の効率化のため」(46%)、第2位「業務に集中することが出来て生産性が上がるため」(29%)、「通勤時間を短くしてプライベートを確保するため」(28%)という結果となった。

 一方、テレワーク経験者の中で、「(テレワークで)働きたくない」としたのは13%となった。その理由として「自身の業務時間、休みに関係なく、会社支給の携帯電話が鳴るので、仕事とプライベートのメリハリがあまり付かない」「不明点を聞くのにも時間がかかり、不便な点が多い」「日本の風土では現段階で時間管理が個人任せなので、時間外労働が助長される。長時間労働になる」といったコメントが寄せられている。


 また、テレワーク未経験者の中で、「テレワークで働きたい」と回答した人が挙げる理由は、第1位「通勤時間を短くしてプライベートを確保するため」(73%)、第2位「業務に集中することが出来て生産性が上がるため」(34%)、第3位「病気や怪我などになった場合に安心なため」(23%)となった。


テレワーク未経験者の「テレワークで働きたい」理由

 一方、テレワーク未経験者の中で、「テレワークで働きたくない、分からない」とした人の理由は、第1位「仕事とプライベートをハッキリ分けたいため」(56%)、第2位「長時間労働などの時間管理が不安なため」(27%)、第3位「会社にいる時と同じ成果をテレワークで出せるかが不安なため」(23%)となった。「テレワークで働く必要性を感じない」という回答も20%あった。


テレワーク未経験者の「テレワークで働きたくない、分からない」とした理由

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