10倍のパフォーマンスを1/6の価格で--エン・ジャパンがIT基盤を刷新へ

ZDNet Japan Staff 2012年11月19日 16時21分

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 求人情報サイトを運営するエン・ジャパンは、全社業務改革の一環として、日本マイクロソフトの「SQL Server SSD Appliance」を採用した。パフォーマンスとコストの両面を検討した結果、採用を決めたという。製品を提供した日本マイクロソフトが11月19日に発表した。

 今回採用されたSQL Server SSD Applianceは、日本マイクロソフトのデータベース「SQL Server 2012」、HPのサーバ「HP ProLiant DL980 G7」およびフラッシュストレージ「HP VMA3205」を組み合わせた製品だ。

 エン・ジャパンが運営するウェブサイトは、多くのユーザー数を抱えていることに加え、情報の入力や更新が非常に多いところが他のサービスと大きく異なっている点だという。また、膨大な求人情報からユーザーにマッチしたデータを探すため、複雑で高度な検索にも素早い対応が要求された。

 エン・ジャパンでは1月に日本マイクロソフトに具体的な企画提案を依頼。日本マイクロソフトでは、SQL Server 2012をデータベースとした複数の構成パターンを提案していた。複数の製品を検討した結果、9月に採用を決めている。

 採用にあたっては、高いトランザクション処理性能だけでなく、コストパフォーマンスが非常に重要なポイントになったようだ。日本マイクロソフトが公開した文書では、エン・ジャパン サイト企画部 「社会人の転職情報」グループ マネージャの佐原潤氏による「パフォーマンスは約10倍になっているのに価格は6分の1近くに下がっています」というコメントが引用されている。

 日本マイクロソフトでは、価格を抑えながらパフォーマンスを向上できた背景には、スペックを向上させたハードウェアと、ハードウェアが持つパフォーマンスを最大限に引き出そうとするソフトウェアが融合した結果にあると解説している。

 ITインフラの刷新には多額の費用がかかるのが常だが、佐原氏は「5年前のサーバを使い続けるのはPL(損益計算書)上は良いのですが、肝心のビジネスが許さない時代になっているのです」とコメント。エン・ジャパンでは、時代にあった最適なITインフラをリーズナブルなコストで調達していく方向に変わりつつあるという。

 エン・ジャパンでは今後、ウェブサイトのパフォーマンス向上をさらに進めるとともに、求職者や企業の担当者を対象にビジネスインテリジェンスの機能を提供していきたい考えも示している。

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