Googleは米国時間10月25日、「Android Oreo 8.1」の開発者プレビュー版をリリースした。一般リリースは12月に予定されている。
この開発者プレビュー版は、「Nexus 5X」「Nexus 6P」「Pixel C」「Pixel」「Pixel XL」「Pixel 2」「Pixel 2 XL」のみをサポートする。これらのデバイスにダウンロードするか、「Android」エミュレータを通して読み込むこともできる。
GoogleはAndroid 8.1の新機能について、ブログの記事で詳しく説明した。
- 「Android Go」向けのメモリ最適化およびターゲティング:Android Goの構成(メモリ容量が1Gバイト以下)向けの一連のメモリ最適化が含まれる。
- 「Neural Networks API」:サポート対象のデバイス上で、ハードウェアアクセラレーションによる推論演算を可能にする。Googleは「TensorFlow Lite」や「Caffe2」などの機械学習フレームワーク向けの基礎レイヤとして、Neural Networks APIを設計した。
- 「Autofill」(オートフィル)の強化:Googleによると、同社はパスワードマネージャなどのAutofillサービスがAutofillフレームワークをより簡単に利用できるようにしたという。
- 共有メモリAPI:アプリが共有メモリを割り当てて、共通データへのアクセスを高速化できるようにする新しいAPI。
今回のアップデートの最大の目玉はNeural Networks APIのようだ。Neural Networks APIにより、新しいPixel 2は、まだ有効化されていない「Pixel Visual Core」SOCを利用できるようになる可能性が高い。Pixel Visual CoreはGoogleの写真アプリを強化するだけでなく、ゆくゆくはサードパーティーの写真撮影アプリでもHDR+品質の写真を撮影可能にする。
「Android Beta Program」のメンバーは、今回のAndroid 8.1ベータ版をOTAでダウンロードすることができる。Androidウェブサイトを通してダウンロードすることも可能だ。Googleによると、今回の最初のリリースは「さまざまなAPIを含む」ベータ版で、第2ベータ版は11月中に公開される予定だという。

提供:Jason Cipriani/CNET
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。