Splunkは米国時間6月11日、VictorOpsを1億2000万ドル(約132億円)で買収することで合意したと発表した。
VictorOpsはDevOpsのインシデント管理分野を専門に手がける企業だ。同社のプラットフォームは、常時待機している運用チームに対する問題監視の支援や、バックエンドのシステムデータを用いたインシデント解決の支援を目的としている。
Splunkによると、機械学習(ML)と人工知能(AI)をVictorOpsのインシデント管理ソフトウェアで活用し、イベントの管理や監視、支援要請管理、ChatOpsを組み合わせた「エンゲージメントに向けたプラットフォーム」を提供する計画だという。また、最終的な目標は、過去のアクションに基づいて、先んじたアドバイスを提供できる能力をDevOpsチームにもたらすことだという。
Splunkのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)であるDoug Merritt氏は発表で、「SplunkのマシンデータアナリティクスやAIをVictorOpsのインシデント管理と組み合わせることで、近代的な開発チームによる革新の加速化と顧客エクスペリエンスの向上を支援する『エンゲージメントに向けたプラットフォーム』が生み出される」と述べている。
一方、VictorOpsの創業者兼CEOであるTodd Vernon氏は同社ブログへの投稿で、SplunkのIT Marketsグループに加わることで力を合わせ、「常時待機している技術要員に対して、監視から対応、インシデント管理、継続的な学習と改善に至るまでのインシデントのライフサイクルに取り組んでいけるような、アナリティクスとAIを活用したアプローチを提供していく」と述べている。
提供:Splunk
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。