防犯対策や設備メンテナンスなどの法人向けの警備、管理業を中心事業とする東洋テック姫路(兵庫県姫路市、単体従業員数95人)は、スマホを活用するSaaS型の顧客関係管理システム(CRM)/営業支援システム(SFA)「Cyzen」を導入。顧客への駆けつけ時間短縮、個人情報紛失リスクの低減などの効果があるという。9月24日、開発、提供するレッドフォックス(千代田区)が発表した。
GPSを活用し、従業員の現在地をリアルタイムに自動捕捉。休憩、巡回、移動などの業務ステータス報告とあわせ、場所と勤務状態の可視化につながっているという。業務の一つとなる緊急出動時が必要となった際、“現場に近く、対応可能な従業員”の即座な把握、割り当てが可能。対応スピードが向上したとしている。
報告書などの活動報告もCyzenに集約。履歴を一元的に閲覧でき、詳細な行動履歴分析ができているという。顧客情報も登録し、個人情報付き資料の持ち歩きによる紛失リスクも軽減したとしている。
タブレットを活用する業務の開始にあわせて活用開始。同様に警備、管理事業を手がけるグループ本社の東洋テック(大阪市浪速区、連結従業員数1432人)で実績があり、使用イメージをもって導入できたとしている。
Cyzenは、スケジュールやチャット、交通費や勤怠管理といった機能を持つ、営業活動向けのSaaS。従業員の行動や顧客情報を地図上で記録、管理できるという。
ざまざまな情報を地図上で管理できるという(出典:cyzen)
10ユーザーあたり税別年額使用料18万円のシルバープラン、26万4000円のゴールドプラン、48万円のプラチナプランを用意している。提供は10ライセンスからで、別途初期登録料として15万円。