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IBMがLinux Foundationに「Trusted AI」プロジェクトを寄付

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-06-30 13:12

 IBMは米国時間6月29日、The Linux Foundationの傘下組織であるLF AI Foundation(LFAI)に、信頼できるAI(人工知能)の構築を支援するよう設計されたオープンソースのツールキットを寄付すると発表した。同社は、本番環境にAIが導入される事例が増える中、今回の寄付はAIの公平性、安全性、信用性を向上させるのに役立つと述べている。

LFAI

 IBMは、今回の寄付について発表したブログ記事の中で、「これらのプロジェクトをLFAIに寄付することで、責任あるITを用いた技術を生み出すというミッションは前進し、The Linux Foundationのガバナンスの下で、より大きなコミュニティーでの取り組みや、これらのツールの共同開発が可能になる」と述べている。

 IBMが寄付したのは、「AI Fairness 360 Toolkit」「Adversarial Robustness 360 Toolbox」「AI Explainability 360 Toolkit」の3つのプロジェクトだ。AI Fairness 360 Toolkitは、機械学習モデルやデータセットの望ましくないバイアスを検出して緩和するために作られた、開発者やデータサイエンティスト向けのツールキットで、バイアスがないかを調べるための70の指標や、データセットやモデルに存在するバイアスを緩和するための11のアルゴリズムが含まれている。Adversarial Robustness 360 Toolboxは、研究者や開発者がディープニューラルネットワークを敵対的な攻撃から守るために利用できるオープンソースライブラリーだ。また、AI Explainability 360 Toolkitは、機械学習モデルの相互運用性や説明可能性を向上させるためのアルゴリズムやコード、手引き、チュートリアル、デモなどから構成されている。

 LFAIの技術諮問委員会は6月、このプロジェクトを受け入れ、インキュベートすることを投票で決定した。IBMは現在、同委員会と協力して、正式にこれらのプロジェクトを移管するための作業を行っている。

 またIBMは同日、責任ある技術展開を推進する取り組みの一環として同社が行っている助成事業「Open Source Community Grant」の新たな対象組織を発表した。これは、社会で十分に活躍できていないコミュニティーが、テクノロジーの分野で活躍するチャンスを増やすことを目的とした助成事業だ。今回は、女性がコーディングを学ぶのを支援する活動を行っているコロンビアの非営利団体「PionerasDev」が対象となった。

 このグループのメンバーは、3年間で5人から1200人まで急増しており、そのうち80%が低所得地域に住んでいる。PionerasDevには、2万5000ドルの資金と、団体が行っている教育やキャリア開発活動を直接支える2万5000ドル相当のクラウド経費負担が贈られる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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