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アクセンチュア、「AI Poweredサービス」を拡充--経営判断などをAIで支援

藤本和彦 (編集部)

2020-10-22 09:47

 アクセンチュアは10月21日、業務適用型の人工知能(AI)サービス「AI Poweredサービス」の拡充を発表した。従来の顧客対応、事務管理、供給網などの機能に加え、新たに経営管理や知識共有、営業支援、資産管理などが追加される。

 AI Poweredサービスは2019年6月にサービス提供が開始された。複数のAIエンジンから最適なエンジンを組み合わせ、人間のオペレーターとの協調も可能なプラットフォーム「AI Hub」(2018年1月リリース)をベースとした業務適用型のAIサービスになる。

 サービス開始時点では、「コンタクトセンター」「バックオフィス」「コンシェルジュ」「SCM」の4つのサービスがラインアップされていた。今回は新たに「マネジメントコックピット」「ナレッジシェアリング」「プロダクツ&サービス」「セールス」「アセットメンテナンス」「タレントイノベーション」の6つが加わった。

AI Poweredサービスのラインアップを紹介するアクセンチュア ビジネスコンサルティング本部 AIグループ日本統括 AIセンター長 マネジング・ディレクター 博士(理学)の保科学世氏
AI Poweredサービスのラインアップを紹介するアクセンチュア ビジネスコンサルティング本部 AIグループ日本統括 AIセンター長 マネジング・ディレクター 博士(理学)の保科学世氏

 マネジメントコックピットは、客観的な予測や推奨シナリオをベースに、AIが計画の修正案を提示し、修正後のKPI(重要業績評価指標)に与える影響度合いをシミュレーションする。最新の実績情報をもとに更新されるKPIをモニタリングし、早期に異常を検知するほか、担当者の勘や経験、度胸に依存しない客観的な数値をもとにKPIを評価し、利益最大やコスト最小など、AIが推奨するシナリオを提示することで意思決定をサポートする。意思決定後は基幹系とデータを連動し、柔軟かつ高速な意思決定から実行までを実現するとしている。

AI Poweredマネジメントコックピットの利用イメージ
AI Poweredマネジメントコックピットの利用イメージ

 ナレッジシェアリングは、社内外に蓄積された情報の検索を支援するサービスになる。AIが業界知識・社内ノウハウの意味を理解し、文脈に合わせて横断検索を可能にする。大量、多様なデータソースから適切な情報を速やかに見つけ出すことができ、利用履歴をもとに学習する仕組みにより、データを資産として現場で活用可能とする。

 プロダクツ&サービスは、ユーザ一人ひとりの好み、利用環境に合わせたパーソナライゼーションを可能にする。製品の販売後もユーザーとつながり、サービスをアップデートすることで継続的な価値を提供し、PoC(概念検証)から商用サービスまで一貫したプラットフォームを利用可能にする。

 セールスは、営業活動に関わる社内外の各種データをAI Hubで分析し、AIとの対話を通して営業の生産性を向上させ、社内コミュニケーションの活性化や顧客インサイトを踏まえた提案によって受注率の向上を実現する。

 アセットメンテナンスは、ドローンで取得したさまざまなデータとAIを活用することで、従来は現場担当者でしか対応できなかった問題を自動で監視、確認できるようにする。これにより、業務効率化と点検頻度の増加による保安力の向上を実現する他、高所作業が不要になり転落などの事故リスクを低減したり、AIで設備の劣化傾向を監視することによって点検計画や補修計画を最適化したりすることが可能になるとしている。

 タレントイノベーションは、データをもとに従業員体験(EX)を向上させるきっかけを分析。そうしたきっかけを意図的に作ることで、一人ひとりのEXを向上させ、経営や事業が求める人材の確保、維持につなげることで、業績と成長の実現を支援する。

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