「GIF」生みの親、スティーブ・ウィルハイト氏が死去

Dan Avery (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)

2022-03-25 12:22

 画像フォーマットGIFを開発したチームのリードエンジニアだったStephen Wilhite氏が米国時間3月14日に死去したと複数のメディアが報じた。74歳だった。

Wilhite夫妻
Stephen Wilhite氏と妻Kathaleenさん
提供:Stephen Lovekin/Getty Images for The Webby Awards

 Wilhite氏とCompuServeの同僚たちは、1987年6月にGIF(グラフィックスインターチェンジフォーマット)を発表した。インターネットやソーシャルメディアの誕生以降、この短いアニメーションクリップは言葉に代わって反応や感情を表現するユビキタスな手段となっている。

 Wilhite氏は、America Onlineのチーフアーキテクトでもあった。2013年には、優れたインターネットコンテンツを表彰するウェビー賞の生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)を受賞した。

 妻のKathaleenさんは、The Vergeの取材に対し、「彼は、何もかも自分独りの頭で考え、それから一心不乱にコンピューターでプログラミングするような人だった」と語っている。KathaleenさんがThe Vergeに語ったところによると、Wilhite氏は新型コロナウイルス感染症で亡くなったという。

 輝かしいキャリアだが、オンラインの訃報ではWilhite氏を「常に大変謙虚で、親切で、善い人だった」としている。

 オックスフォード英語辞典は、GIFという単語について2通りの発音を認めている。1つは「ソフトなG」(ジフ)、もう1つは「ハードなG」(ギフ)だ。しかし、Wilhite氏は2013年、The New York Timesに対し、これを「誤り」だと指摘した。

 同氏は、「ソフトのGが正しく、jif(ジフ)と発音する」として、「議論の余地はない」と述べていた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    初心者にも優しく解説!ゼロトラストネットワークアクセスのメリットと効果的な導入法

  2. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

  3. セキュリティ

    「iPhone」の業務活用を促進!セキュリティ対策で必ず押さえておきたいポイントとは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  5. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]