ライオン、「SAP S/4HANA」で基幹システムを全面刷新

藤本和彦 (編集部)

2023-02-28 14:26

 ライオンは、2022年に策定した中長期経営戦略フレーム「Vision2030」の実現を支えるデジタル経営基盤を構築した。ERPスイート「SAP S/4HANA」を中核に会計、販売、生産、購買といった同社の基幹業務全般の領域をカバーする。2018年8月にプロジェクトが始まり、2022年5月に国内グループ会社を含む全社・全領域で一斉に稼働した。2023年1月にはシステムを導入してから初めての通期決算処理を実施した。SAPジャパンが2月28日に発表した。

 今回の取り組みでは、中期経営計画「Vision2030 1st STAGE」で掲げた「成長に向けた事業基盤への変革」の中心をなす施策として、業務改革と基幹システムの整備を同時に進めている。ITサービスコーディネーターのJSOLが導入を支援した。

 JSOLは、これまで多くの「SAP ERP」導入プロジェクトを実施し、そのノウハウをテンプレート「J-Model」に集約・整備。J-ModelはS/4HANAの高度で高速なデータ処理機能をはじめとした機能特性を生かしたERP導入ソリューションとなっている。こうした点が評価され、今回のプロジェクトのメインベンダーとして選定された。

 また、プロジェクトの技術支援サービスとしてSAPジャパンの「MaxAttention」サービスが採用され、開発メーカーとして企画構想から稼働まで責任を持った長期伴走型の支援を提供した。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]