自分が理想とする回答を「ChatGPT」から引き出すための完璧なスキルを習得するのは難しい。通常は、求めていた最終結果にたどり着くために、最初の質問を慎重に作成した上で、さらにいくつかのプロンプトを重ねる必要がある。
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OpenAIは7月下旬、この問題を解決するための「custom instructions」(カスタム指示)機能を発表した。この機能では自分の好みをあらかじめ設定することにより、ChatGPTの回答を調整できる。
カスタム指示は、個々のやり取り後の回答生成時に毎回考慮されるため、同じ設定を繰り返し入力する必要はない。
この機能はリリース当初、「ChatGPT Plus」のユーザーにのみ提供されていたが、OpenAIは米国時間8月9日、欧州連合(EU)と英国を除く無料プランのユーザーにも提供を拡大したと発表した。両地域でも近く提供を開始するという。
この機能を有効にすると、回答をカスタマイズするために使える2つの追加フィールドが表示される。それは、「What would you like ChatGPT to know about you to provide better responses?(応答を改善するために、ChatGPTがあたなについて知っておくべきことは何ですか?)」と、「How would you like ChatGPT to respond?(ChatGPTに、どのように応答してもらいたいですか?」というものだ。
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OpenAIは最初のリリース時に、小学3年生の授業計画を作成する教師、「Python」以外の言語でコードを記述したい開発者、6人家族の夕食の準備を例にこの機能のデモを公開し、カスタム指示がどのようにワークフローに役立つかを示した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。