TAD

用語の解説

TADとは

(トロンアプリケーションデータバス,ティーエーディー,)
TADとは、日本発のコンピューティング体系「TRON」の中のパーソナルコンピュータ関連プロジェクトである「BTRON」で用いられる、データ交換形式のことである。
TADはBTRONにおいて扱われるデータに関する情報を標準化し、統一的に規定している。 例えば文書データでは、ファイル形式や文字コードなどの情報だけでなく、文字修飾などのような文書の表示に関する情報までをTADの中に含めることができる。 これによって、アプリケーションの種類やメーカー、バージョンなどに左右されることなく、BTRONの体系の中で扱われる機器全般にわたって完全な互換性を保つことが可能となっている。 TADは文書データだけでなく、図形の表現方法も標準的に規定しているため、図形に関するデータも文書と同様に統一的に扱うことが可能であり、文書と図形を混在させることも可能となっている。 同様に、動画や音声などのマルチメディアデータに関する情報も標準的に扱うことが可能である。 TADは、ユビキタスIDセンターが中心となって推進しているユビキタスネットワークの構想にも応用されており、特にU-TAD(Ubiquitous TAD)と呼ばれている。 U-TADでは、ucodeと呼ばれる固有のID番号を手がかりとして、ユビキタスネットワークに関係している機器間で情報の交換を統一的に規定している。

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