TSUBAME

用語の解説

TSUBAMEとは

(ツバメ,)
TSUBAMEとは、東京工業大学が構築したスーパーコンピュータシステムの名称である。
2006年4月3日より稼動が開始された。 稼動開始時点では国内最高速の処理性能を持つスーパーコンピュータである。 TSUBAMEの処理性能は、約85テラフロップスと発表されている。 これは一秒間に85兆回の浮動小数点演算を実行することができることを意味している。 これは、2002年の登場以来国内最高峰の性能を誇っていた海洋研究開発機構のスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」の理論演算性能(約40テラフロップス)をはるかにしのぐ性能である。 TSUBAMEのハードウェアは、CPUにAMDのOpteronマイクロプロセッサを搭載したSun MicrosystemsのSun Fire X4600、NECとSun Microsystemsの記憶装置、OSにはSuSE Linuxを搭載している。 メモリは総合で21.4テラバイト、ディスク容量は総合1.1ペタバイトと、それぞれの値でも単独国内首位に躍り出た。 占有面積は約350平方メートル。 TSUBAMEの主な用途としては、地磁気変動の予測や生体物質の構造機能予測解析、カーボンナノチューブのシミュレーションといった、膨大な計算処理を要する自然科学の分野での利用が期待されている。

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