Windows Azure

用語の解説

Windows Azureとは

(ウィンドウズ アズール,ウィンドウズ アジュア,)
Windows Azureとは、Microsoftが提供するクラウドサービス向けプラットフォーム「Windows Azure Platform」用のオペレーティングシステム(OS)である。
「クラウドOS」と形容されることもある。 Windows Azureは、基本的には、Windows Serverに連なる機能を提供するサーバー向けOSである。 従来のWindows Serverと大きく異なっている点としては、Windows AzureはMicrosoftが設備したハードウェア上で動作し、そのサービスや、ストレージ、コンピューティング環境、開発者向けの各種機能などが、ネットワークを通じて提供される(ホスティングサービスである)という点を挙げることができる。 Windows Azureを利用することで、開発者は、ハードウェアの拡張や保守などに運用コストを割くことなく、サービスの開発・提供を推進できる。 Windows Azureは、Windows Azure Platform(Azure Services Platform)をサービス基盤(プラットフォーム)とし、データベースサービス「SQL Azure」などと併せて提供される。 これら、プラットフォームも含めたサービス全体を指してWindows Azureと呼ぶ場合もある。 Azure Services Platformでは、OSとしてのWindows Azureの他に、.NET Framework、Microsoft SQL Server、SharePoint、Microsoft Dynamics CRM、あるいは、ASP.NET、IIS、Visual Studioといった、Microsoftが提供している各種の環境が利用できる。 プラットフォームのアーキテクチャは従来と変わらないため、開発者は従来の開発プラットフォームと違和感なくWindows Azureを利用でき、また、従来の開発プラットフォームで開発されたアプリケーションも、Windows Azure上で動作させることができる。 Windows Azureは、2008年10月に初めて発表された。 Windows Azure Platformが稼動するMicrosoftのデータセンターが米国ワシントン州クインシー、サンアントニオに開設されたこと、また、シカゴ、およびアイルランドのダブリンにも開設予定であることが、Windows Azureと同時に発表されている。

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