クリックテック・ジャパン:価値ある洞察が抽出できるセルフサービスBI

クリックテック・ジャパン
マーケティング本部長
市橋満氏
クリックテック・ジャパンのセッションでは、マーケティング本部の市橋満氏が登壇。「ビッグデータ分析・利活用のラストワンマイルの実現に向けて」と題し、セルフサービスBIのメリットと、AWS環境でのQlik活用のポイントを解説した。
市橋氏はまず、企業が多種多量のビッグデータを取り扱うようになったことで、BIのアプローチが変わってきたと指摘。従来型のBIが、IT部門の主導で大規模なDWHを構築して定形レポートを提出することが主だったのに対し、現在のBIは、ビジネスユーザー主導で因果関係を探索・洞察するセルフサービスBIが中心になってきたという。
「セルフサービスBIは、データ分析を業務部門にエンパワーメントするものです。実際に多くの企業担当者が、競争優位性の源泉であり、価値ある洞察が抽出できるものと考えています」(市橋氏)
分析の目的はデータディスカバリー
Qlikは、世界100ヵ国以上で4万社に利用されているBI・Analyticsプラットフォームを提供している。国内でも、リコー、パナソニック、あきんどスシロー、楽天Edy、セゾンカードなど、さまざまな業種業界で多数の採用実績がある。
Qlikの大きな特徴は「ガイデッド・アナリティックス」という、あらかじめ用意されたデータ分析軸を元にデータを探索していく機能だ。画面で示されるガイドにしたがって誰でも簡単に分析ができる。また「連想モデル」と呼ばれる独自技術による分析機能も特徴だ。データの関連性を模式的に把握したうえで、さまざまな軸を柔軟に組み合わせてデータを探索していくことができる。
クラウド環境でもこうした特徴はそのまま利用できる。複数データの統合にも対応しているので、AWSのDWHやデータレイク上に蓄積した基幹系システム、クラウド、ユーザーデータなどをそのまま分析することが可能。また、アプリケーションやデータ接続などのあらゆるリソースを集中管理できるため、データに対するガバナンスを強固に効かせられる。導入も、AWSのマーケットプレイスで公開されているインスタンスイメージを稼働させるだけだ。
市橋氏は最後に「データ分析やデータ活用の目的はデータをいかにディスカバリーするかです。ビジネス部門の知恵や経験を軸にデータディスカバリーを行っていくことがデータ活用のラストワンマイルの実現につながると考えています」とまとめた。
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