その中、富士通グループは公共図書館業務サービス「FUJITSU Education Solution WebiLis(ウェブアイリス)」やホテル事業者の管理業務の大幅な効率化を実現する「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart ホテル」といった細業種に特化したSaaS商品の提供を開始し、お客様から好評価を受け、導入数が増加するなど、市場において一定の成果をあげています。
こうした状況において、富士通マーケティングでは、富士通グループにおける中堅市場の中核会社として、自社営業による直接販売とパートナー企業による営業を併せた、全国を網羅する販売チャネルを有し、独自のコンサル提案によってお客様ニーズに応えるソリューションを提供してきました。特に、中堅中小市場向けソリューション「GLOVIA smart きらら」シリーズや「AZCLOUD」を中心としたSaaSやPaaS/IaaSといったクラウドサービスに注力しています。
一方、富士通システムズ・イーストは富士通グループのSI会社として、東日本地域のお客様を中心に、200商品以上の豊富な業種・業務ソリューションを提供してきました。2013年12月には、クラウドサービスに特化した新会社「株式会社富士通システムズアプリケーション&サポート」(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:八田 信、社員数170名)を設立し、これまでの業種ノウハウを活かした、中堅中小企業のニーズに合うカスタマイズレスを前提とした業務基幹ソリューションの開発およびワンストップサポートを開始しています。
今回両社は、新しい協業体制により、それぞれが蓄積してきた業種ノウハウを集約して細業種に特化したソリューションを開発し、共通業務ソリューションを組合せてERPソリューション「AZCLOUD SaaS」シリーズとして提供を開始します。
また、富士通マーケティングが持つ業種ノウハウに基づいた営業提案力、富士通システムズ・イーストが持つ豊富な業種ソリューションに基づくSE技術力、それぞれの得意分野を融合し、お客様に合わせた支援をWebなどを通じて提供することにより、わかりやすく手間がかからない新しい導入サービスを実現します。
今後、両社はクラウドを利活用してビジネスを加速したい中堅中小企業の支援を行い、市場シェア拡大を目指します。
【特長】
1.細業種に適合したSaaS商品の提供
これまでの導入実績や業種ノウハウを活かして、細業種に必要な基本機能を充実させたSaaS商品を開発することで、早期の導入を可能にします。また、各種オプションを用意することで、お客様固有の業務にも対応します。
業種ソリューションの開発にあたっては、クラウドサービスに特化した新会社「富士通システムズアプリケーション&サポート」により高品質なサービスをワンストップで提供します。
2.クラウド基盤によるERPソリューションの提供
細業種および共通業務ソリューションを富士通グループのクラウド基盤上に構築することで、スムーズなデータ連携を可能にし、ERPソリューションとして業務の効率化や経営の見える化を実現します。
3.営業・SEの新しいサービスモデル
両社の営業力とSE技術力を基に、中堅中小企業のお客様に合わせたサービスモデルを構築し、わかりやすく手間がかからないサービスを提供します。
・Webを通じた打ち合わせやデモの実施などにより、導入までの期間を短縮します。
・稼働環境の自動設定、移行ツールの提供により、導入時のお客様の負荷を軽減します。
4.充実したサポートサービス
運用サポート全般を「富士通システムズアプリケーション&サポート」もしくは「富士通マーケティング サポートデスク」に集約し窓口を一本化して、わかりやすいサポート体制を構築することで、安心でスピーディーな対応を実現します。
【「AZCLOUD SaaS 食品」について】
食品加工業の迅速な経営判断に必要な日々の営業利益や在庫状況、また現場作業で必要な情報の見える化を実現し、事業成長できる環境を提供します。
1.製造から販売までの業務を「密接」かつ「リアル」に連携
・製品、商品、原材料などすべての在庫を賞味期限別にリアルタイムで在庫管理が可能
・販売計画や受注情報と連携し、生産計画と配合(レシピ)情報から原材料・資材・仕掛品の所要量を算出でき、適正な発注、製造計画の立案を実現
2.食品業界特有の業界仕様に対応
・不定貫、荷姿管理、賞味・消費期限・製造日管理といった食品業界特有の在庫管理が可能
・得意先との取引形態や売上計上基準に合わせた運用や先入先出・賞味期限指定・鮮度管理を標準で実現
・配合情報を原材料・仕掛品・包装材料で多段階に品目の特性に合わせた収量計算パターンで構成管理が可能
3.業務の進捗状況や情報の見える化を実現
・検索結果をCSV出力し、データ連携やグラフ化を実現し、見たい情報を見たい形式で自由に取り扱いすることが可能
・BIツールとしSQL Server Reporting Servicesを標準実装しており、照会、チェックリスト、売上実績表として活用が可能
4.製造原価から営業利益まで財管一致した正確な損益管理を実現 (オプション)
・生産から販売までの一貫した統合システムにより原材料から製品に至るまでのモノの流れと発生費用を一元管理
・原料諸掛(仕入運賃・保管料など)を費目別に資産化
【「AZCLOUD SaaS 設備点検」について】
ビルなどの設備管理業務に対し、タブレットを用いて点検に必要な情報を簡単に作成・取り出すことができ、現場と事務所間など、場所や組織を問わずリアルタイムに情報を共有・活用することで、現場力の向上とマネジメント強化を支援します。
1.位置に紐づけた点検結果の履歴管理と情報共有
・実際の現場をイメージしやすい階層構造による情報管理が可能
・写真や動画を点検位置に紐づけて管理することで円滑に現場の状況を共有
2.点検結果の入力から報告書作成までを現場で完結
・直観的・視覚的な表現・操作にこだわった紙の点検と変わらない入力操作が可能
・入力した点検情報をもとに、報告書の自動作成機能を実装
・電波の届かない場所でも点検作業を強力にサポート
3.クラウドに蓄積された点検データの利活用
・過去の点検記録や障害状況を簡単に検索でき、スピーディーな故障箇所の分析が可能
・写真や動画の活用により、ベテラン点検員のノウハウを、正確に引継ぎすることが可能
【価格および提供時期】
サービス名 価格(税別) 提供時期
AZCLOUD SaaS 食品 月額 400,000円~(10ユーザID) 2014年4月~
AZCLOUD SaaS 設備点検 月額 75,000円~(5ユーザID) 2014年4月~
※初期費用やオプション費用は別途必要となります。
【本協業の目標】
今後3年間で、「AZCLOUD SaaS 食品」および「AZCLOUD SaaS 設備点検」を合わせて9,000 IDを販売。
また、「AZCLOUD SaaS」シリーズのラインナップを20種に強化します。
あわせて、BPOサービスを導入し、お客様が本業へ注力できる環境づくりを支援するとともに、富士通マーケティングが提供するクラウドマーケットプレイス「azmarche(アズマルシェ)」(注)での提供も視野に入れて販売網を強化します。
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
【注釈】
クラウドマーケットプレイス「azmarche(アズマルシェ)」:
富士通マーケティングが2014年2月28日にオープンしたクラウドサービスの法人向けオンラインストアです。お客様自らが自社に最適なサービスを容易に選択でき、Web上で直接購入し、短期間でサービスを利用することができます。
【関連Webサイト】
・「AZCLOUD SaaS」紹介サイト (リンク »)
・クラウドマーケットプレイス「azmarche」 (リンク »)
・株式会社富士通マーケティング公式サイト (リンク »)
・株式会社富士通システムズ・イースト公式サイト (リンク »)
・株式会社富士通システムズアプリケーション&サポート公式サイト (リンク »)
以 上
≪お客様お問い合わせ先≫
株式会社富士通マーケティング お客様総合センター
電話: 0120-835-554
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
≪報道関係お問い合わせ先≫
株式会社富士通マーケティング 広報部
電話: 03-5804-8110(直通) E-Mail: fjm-kouhou@cs.jp.fujitsu.com
株式会社富士通システムズ・イースト グループマネジメント室
電話: 03-5977-7852(直通) E-Mail: feast-info@cs.jp.fujitsu.com
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。