NECは7月16日、日本最大級の飲食店情報検索サイト「ぐるなび」を中心に、パソコン、携帯電話向けの飲食店検索サービス事業などを展開するぐるなびのデータウェアハウス(DWH)システムを構築したと発表した。
同システムは、NECのDWHアプライアンス製品「InfoFrame DWH Appliance」を活用することによって、約1カ月という短期間で構築を完了。7月より稼動を開始しているという。今後は、「ぐるなび」サイトに掲載している約50万店の店舗情報の集計や、店舗単位のアクセスログ分析などに活用される予定だ。
今回、ぐるなびに採用されたInfoFrame DWH Applianceは、ネティーザとNECが共同開発し、4月より販売を開始したもの。ぐるなびが、第1号の稼働ユーザーとなった。DWHシステムの基本構成要素となるデータベースソフトウェア、サーバ、ストレージを組み合わせたアプライアンス製品であり、NECの試算によれば、個別の製品を組み合わせる場合と比べ、システム構築期間を約90%短縮できるという。
NECは、今後、製造業、流通業、金融業、通信事業者などを中心にInfoFrame DWH Applianceの拡販を推進するという。