日本ネティーザは2月23日、データウェアハウス(DWH)アプライアンス製品の中小規模向けのエントリーモデルとして「Netezza Skimmer」の販売を開始したことを発表した。出荷開始は2月末を予定している。
発売が開始されたSkimmerは分析システムの開発やテスト、データマート、導入や管理が容易なアプリケーションアプライアンスなどの分野で適用できるとしている。
2009年8月から発売されている「Netezza TwinFin」と同様に、業界標準のブレードサーバとNetezzaのデータベース(DB)アクセラレータカードによるデータ高速処理技術「データストリーミングアーキテクチャ」を採用している。データストリーミングアーキテクチャは、ユーザーからの問い合わせに応じて、データがディスクから読み出されると同時に不要なデータを取り除く仕組み。
高さ7Uのラックマウント式のSkimmerは、圧縮時で10テラバイトまでのユーザーデータに対応。標準のマルチコアCPUとDBアクセラレータ、メモリで構成される処理ノードである「スニペットブレード」とホストブレードの両方で、IntelのクアッドコアCPUを搭載している。ディスクドライブは9つ搭載している。
Skimmerは、SQLやODBC、JDBC、OLE DBといった業界標準のインターフェースに対応し、同社の既存製品と同様にインデックスなどのDBチューニングが不要と説明している。