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記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」

BIへの関心を追い風にDWHアプライアンス市場でのさらなる躍進を目指すネティーザ

柴田克己(編集部)

2008-06-12 16:57

 日々の業務の中で発生する、大量のデータを集計、分析し、経営判断に生かして行こうとする、いわゆる「ビジネスインテリジェンス」(BI)分野に注目が集まっており、同時に、よりリアルタイムで高品質なデータを利用したい、複雑な分析を高速に行いたいといったニーズも増している。

 こうした状況の中、注目を集めているベンダーの1社がNetezzaである。同社は、2000年に設立されたデータウェアハウス(DWH)アプライアンスの開発と提供に特化した企業だ。

 米国では2003年、日本では2005年より「Netezza Performance Server」(NPS)と呼ばれる製品を提供している。創業以来、売り上げは順調に推移している。過去3年連続で50%以上売り上げを伸ばし、2007年には上場を果たした。2008年2月〜4月の四半期では約4000万ドルの売り上げを計上しているという。

 NPSは、データベース、サーバ、ストレージといったDWHの構成要素を1つのユニットとして統合したものだ。アプライアンスとしてのメリットを生かした独自のアーキテクチャによって、DWH用途での高いパフォーマンスを実現する。同社によれば、NPSでは従来のシステムと比較して、10倍から100倍のパフォーマンスを出せるという。従来なら数時間から数日かかっていた分析を、数分、数秒単位にまで短縮できる性能の高さと、アプライアンスならではのユーザビリティの高さがNPSの優位性であり、顧客のリピート率も高いという。

 来日した、米Netezza社長兼COOのJim Baum氏は、「Neteezaが行ったのは、それまでユーザー企業が別々のコンポーネントを自力でインテグレーションしていたDWHの世界に、独自のアイデアによるアプライアンスを投入したこと。他社も後続でこの市場に参入したが、それらは単なる“バンドル”であり、TCOやユーザビリティの面でNPSに劣るものだった」と、Netezzaの優位性は失われていない点を強調する。

 Baum氏は、Neteezaの競争力を維持するための原則の1つとして、「ムーアの法則を上回るペースでの技術革新の継続」を上げる。実際に、2003年にリリースされた第1世代以降、現在の第3世代に至るまで、NPSのパフォーマンス向上は、ムーアの法則を上回るものになっているという。この継続的な性能向上を支えているのは、ソフトウェア面での革新だ。

 5月に米国でリリースされた最新のソフトウェアである「Release 4.5」では、ストリーミング分析、セキュリティおよびシステム管理機能の強化に加え、新規のオプションとして、独自のデータ圧縮エンジンを用意しているという。これは、分析に当たって流れるデータストリーム量を実質的に減らす技術といい、これにより「性能と容量を約2倍にすることが可能」とする。

 NPSは、2005年の国内発売以来、モスフードサービスをはじめ35社の企業に導入されている。今後、7月には、最新版となるRelease 4.5の国内発表、年内にはEMCとのパートナーシップによる、EMC CLARiiONストレージ搭載型NPSのリリースも控える。BIに対する関心の高まりを追い風に、日本市場におけるさらなるプレゼンスの向上を図りたい考えだ。

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