CTCとネティーザ、マイクロアドにDWHアプライアンスを導入--検索性能が最大で100倍以上に

富永恭子(ロビンソン) 2010年05月11日 17時31分

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 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と日本ネティーザ(ネティーザ)は5月11日、オンライン広告配信サービスを提供するマイクロアドが、ネティーザのデータウェアハウス(DWH)アプライアンス「Netezza TwinFin」を導入したことを発表した。

 マイクロアドが展開するアドネットワーク事業は、2010年2月時点で約350サイトの広告配信メディアと提携し、広告に接触するユーザーは約5134万人にのぼる。ユーザーの拡大とともに、システム内部で取り扱うデータ量も急増しており、同社ではそれらのデータを元に、より精密な広告効果分析や商品開発のためのデータマイニングといった分析、解析作業を行いたいというニーズがあった。テラバイト規模のデータに対して、高速処理が可能なデータベースシステムの導入を検討していたという。

 DWHの選定にあたって軸となったのは「データロード性能」「クエリ実行性能」「運用の簡易性」の3点。Netezza TwinFinの導入検討にあたっては、実際の広告配信データのサンプルを、CTCの技術検証施設である「テクニカルソリューションセンター」に設置されている実機に取り込み、最終的には400億件、16テラバイトのサンプルデータに対して性能検証を行ったという。

 クエリ性能の検証では、既存システムにおけるクエリ実行のベンチマーク結果との比較を行い、特定条件下において最大100倍以上の検索性能を確認したとしている。またクエリ性能以外にも、他社製品と比較した場合のデータロードにおける制約の少なさや、複雑なチューニング作業を行わない状態で高速な性能を発揮できる点なども採用を決定する要因となったという。

 CTCとネティーザは、導入の決定から納入までを1カ月弱という短期間で完了し、引渡し当日から実際にデータの取り込みを行い利用を開始させたとする。運用開始後は、既存システムでは実行できなかったクエリが十数分で取得できるなど、特別なチューニングを行わずに高速な処理性能を発揮しているとしている。今後は、Netezzaの強力な処理性能とデータマイニングツールを連結し、次期広告商品における基幹分析システムとしての利用を行う予定という。

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