三五は、グローバル財務管理システムとして、「キリバ・エンタープライズ」を採用した。キリバ・ジャパンが発表した。
三五は、1928年創業の自動車部品メーカーで自動車用排気系システム(マフラー、エキゾーストパイプ、エキゾーストマニホールド)や自動車用プレス部品などを手掛けている企業。
「キリバ・エンタープライズ」は、SaaS形式の財務管理・資金管理ソリューションで、100カ国の2000の顧客企業をサポートしている。
同社では、グローバル10カ国への展開に伴い、グループ全体の資金効率の最大化、財務リスクの極小化を実現するための財務管理体制の強化に向けて同ソリューションを採用した。具体的な課題としては、売上増に伴い海外拠点で余剰資金が滞留する、資金管理に関するレポートの正確性・適時性に欠ける、タイムリーな資金把握ができない、為替リスクのヘッジが不十分、といったものがあった。
導入メリットとしては、資金ポジション適正化、外部借入の圧縮によるバランスシートスリム化など資金効率化の実現や、子会社・関連会社の資金管理事務の効率化及び自動化による内部統制強化などが挙げられている。さらに、為替エクスポージャーの可視化や属人的業務の解消により財務管理業務のスピードアップ、業務品質の均一化なども実現した。