VMwareは米国時間2月5日、「Workspace ONE」プラットフォームの強化を目的として、リモートサポートを手がけるAetherPalを買収する意向を明らかにした。IT管理者はAetherPalの主要サービスを用いることで、現場で使用されているデバイスやアプリのモニタリングや制御、トラブルシューティング、修理を遠隔地から行えるようになる。買収の金銭的条件は明らかにされていない。
VMwareによると、AetherPalとは2017年から協力関係にあり、AetherPalのサポートプラットフォームを「Workspace ONE Advanced Remote Management」サービスとして販売している。VMwareは今後、同社のデジタルワークスペースプラットフォームにAetherPalのサービスをより緊密に統合するとともに、より多くのOSやユースケースに対応していく計画だ。
VMwareの戦略および企業開発担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めるShekar Ayyar氏は、「われわれは、Workspace ONEの統合エンドポイント管理(UEM)機能を拡充するという、イノベーションに向けた社内の取り組みに投資し続ける一方、必要に応じてテクノロジや人材を獲得することでも強化していく機会を探求している。この戦略は、われわれが業界トップのデジタルワークスペースプラットフォームを提供するうえで有効であり、今後も有効であり続けるだろう」と述べている。
買収完了後、AetherPalチームはVMwareのEnd User Computingチームに加わる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。