業務用プリンタなどを販売するアプティは3月31日、セキュリティ需要に合わせてWindowsの画面情報端末「SecureTerminal」の販売を開始した。価格はオープンで、初年度の販売計画は3万台。
SecureTerminalは、Windowsの画面だけを表示するシンクライアント。磁気ディスクを備えないため、情報の漏えいを防止する効果が高い。メンテナンスの必要がないため、TCO(総管理コスト)の削減にもなる。
使用可能な画面情報プロトコルは、WindowsのTerminal Serviceが使う標準プロトコルであるRDP(Remote Desktop Protocol)と、米Citrix Systemsが開発したMetaFrameで用いるICA(Independent Computing Architecture)の2種類。これに加え、IBM製メインフレームの3270/5250ターミナルエミュレータもアプリケーションとして搭載した。
SecureTerminalのモデルは2種類を用意。OSにWindowsCE .NET 5.0を採用した「T500」と、Windows XP Embeddedを採用した「T511」である。