ウェブハット・コミュニケーションズ(以下、ウェブハット)は4月11日、リーガル・リテラシーと提携し、社員の勤務状況からリスク情報を抽出する労務リスク検索サービス「JobCommunicator HaRP」をリリースした。
このサービスは、ウェブハットの展開するモバイルを利用したシフト・勤怠管理ASP「JobCommunicator」シリーズのオプションサービスとしてラインアップされる。勤怠管理システムのデータベースに記録されるシフト・勤怠データを、過去の労務リスク事例のデータベースや法令の動向をもとに分析することで、リスク情報を抽出する。2006年4月に改正される労働安全衛生法のメンタルヘルスに対する措置にも対応できる、「JobCommunicator」導入企業へのレポーティングを行うコンサルティングパッケージという位置づけだ。
長時間労働による過労死や、定着率の低下といった社会問題にもなっている企業のリスクについて、雇用側も被雇用側も特別な作業などを必要とせずに問題の糸口を発見できるようになっている。
雇用側は、毎月提供されるレポートから埋もれがちなリスク情報を把握することで、問題が顕在化する前に行動ができ、適切な業務改善が行える。また、問題に強い組織作りを行うため労務管理アウトソーシングを、リーガル・リテラシーに依頼することも可能だ。