廃品回収業者1-800-Got-Junkは米国時間16日、「Microsoft MapPoint Web Service」の生成する地図や目的地までのルート情報にリアルタイム位置情報を組み込むべく、「MapPoint Location Server」を利用することに決定したと、Microsoftと共同で発表した。
米国では、MapPoint Location Serverベースのサービスを携帯電話事業者のSprintが提供している。Sprintは、MapPoint Location Serverを自社のネットワークに統合し、GPS機能を搭載する電話機を販売している。
MicrosoftでMapPointを担当するリードプロダクトマネージャのTrina Seinfeldによると、1-800-Got-JunkはMicrosoftの製品を利用することにより、ドライバーの携帯電話にさまざまな機能を持たせることが可能になるという。道に迷った場合に携帯電話のボタン1つで瞬時にルートを見つけ出す機能もその1つである。
今回の契約は、位置情報を活用したサービスが企業各社に受け入れられ始めていることの表れでもある。だが、この技術は、一般の個人にはまだ浸透していない。1日あたり2000万枚の地図とルート情報を生成し、それを500社以上の企業に販売した実績をもつMicrosoftでさえ個人の関心を引くのに苦戦していることをSeinfeldは認めている。
「リアルタイム位置情報サービスは現在のところ、あまり普及していない。この市場はこれから成長する」(Seinfeld)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ