編集部からのお知らせ
(記事集)ニューノーマルで伸びる業界
「ニューノーマルとIT」新着記事一覧

トランスメタ、香港企業に「Crusoe」の技術資産を売却へ

Michael Kanellos(CNET News.com)

2005-06-02 15:43

 業績の不振が続くチップメーカーのTransmetaが、マイクロプロセッサ「Crusoe」に関連する資産の売却先、および130ナノメートル版「Efficeon」技術のライセンス先を獲得した。

 香港Culturecom Holdings傘下のCulture.com Technology Limitedは、Transmetaが世に送り出した最初のマイクロプロセッサCrusoeに関する技術資産を購入し、同製品の後継品であるEfficeonを130ナノメートルプロセスで製造するライセンスを獲得した。

 Transmetaは、一部の顧客向けに90ナノメートル版Efficeonの製造を継続するが、130ナノメートル版Efficeonの製造は2005年末までに中止し、Culture.comへと業務を移管する。

 Culture.comは、CrusoeとEfficeonの両プロセッサを、中国市場向けの電子機器を製造する企業に販売することを考えている。その場合、プロセッサは、中国語のソフトウェアと組み合わされることになる。

 今回の契約に基づき、Culture.comは、Transmetaに現金1500万ドルを支払う。この金額は、Transmetaが前四半期に計上した損失額より1000万ドル少ない金額である。契約の完了は、第4四半期を予定している。

 この契約は、Transmetaをめぐる騒動に新たなエピソードを加えることになる。創業間もなくLinus Torvaldsを社員として迎えたTransmetaは、ノートPC用省電力型プロセッサを武器に、Intelに戦いを挑んだ。同社は2000年、ソニーや富士通など大手メーカーとの契約を獲得した。しかし、2001年、性能に対する評価の低さや製品化の遅れに直面する。

 契約を失い、3人のCEOが次々に交代し、赤字額は膨れ上がった。1998年以降、1億3400万ドルの売上高に対して、同社の累積赤字は6億3500万ドルに達した。

 しかし、Transmetaが初期段階において残した成功の影響は、今でも垣間見ることができる。Transmetaの影響を受け、Intelは、プロセッサ、チップセット、ネットワークインターフェースの3つのパーツで構成されるCentrinoを提供開始した。

 Transmetaは、チップを販売する代わりに、知的財産のライセンす事業に今後は力を入れる予定だ。2005年初め、ソニーは、消費電力量の低減を図る目的でTransmeta技術の採用を決定した。用途は、PlayStation 3への組み込みだと見られている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    ファイルサーバ管理のコツはここにあり!「無法状態」から脱出するプロセスを徹底解説

  2. クラウドコンピューティング

    社員の生産性を約2倍まで向上、注目の企業事例から学ぶDX成功のポイント

  3. コミュニケーション

    真の顧客理解でCX向上を実現、いまさら聞けない「データドリブンマーケティング」入門

  4. ビジネスアプリケーション

    デメリットも把握しなければテレワークは失敗に?─LIXIL等に学ぶ導入ステップや運用のコツ

  5. 運用管理

    ニューノーマルな働き方を支えるセキュリティ-曖昧になる境界に変わらなくてはならないデータセンター運用

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]