ターボリナックスは6月7日、ジェイリンクとの技術提携により、Linuxベースの低価格IP電話システム製品群「IP−Communication Server」シリーズと、手軽にIP電話環境を構築できる「IP−PBXスターターキット」を発売した。
今回発売された「IP−Communication Server」シリーズは、内線通話も含め全通話の録音が可能な低価格IP電話システムだ。ラインアップはNTTドコモのFOMA/無線LANデュアル端末にも完全対応した中小企業向けIP電話システム「IP−Communication Server LUTi IP −PBX」と、中小規模向けコンタクトセンタシステム「IP−Communication Server LUTi IP−ContactCenter」の2種類が用意されている。
同時発売される「IP−PBXスターターキット」にはハードウェアやソフトウェア、サポートがセットになっており、手軽にIP電話システムの導入が可能。オプションとしてFOMA/無線LANデュアル端末や無線LANアクセスポイント、VoIPゲートウェイも用意され、モバイルセントレックス環境の構築も可能だ。
各製品にはSoftphoneソフトウェア(Windows用)が付属しており、「IP−Communication Server LUTi IP−PBX」は10ユーザー/外線接続2チャンネルライセンスで、ソフトウェア価格が税込63万円より。「IP−Communication Server LUTi IP−ContactCenter」は10ユーザー/外線接続10チャンネルライセンスでソフトウェア価格が378万円より。「IP−PBX スターターキット」は10ユーザー/外線接続2チャンネルライセンスで、システム価格が94万5000円よりとなっている。
同社では今後もジェイリンクとの共同開発を通じ、通話品質のさらなる向上やさまざまな機能拡張を実施。本製品によりIPコミュニケーションプラットフォームベンダーとしてビジネス領域を広げ、さらなる市場の拡大を目指すという。