ハッカーとの出会い求めるMS、「Blue Hat」イベントを年2回開催へ

Joris Evers(CNET News.com) 2005年08月02日 11時47分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Microsoftでは、ハッカーを集めた「Blue Hat」イベントを今後は年に2回開催し、部外者が同社製品のセキュリティ上の脆弱性をデモンストレーションする定期的な場としていきたいと考えている。

 2005年3月、Microsoftはワシントン州レドモンドの本社に、初めて数名のハッカーを招いた。同社の内部関係者と外部の研究者の会合は2日間行われ、それぞれが互いの属する世界について理解を深めた。同イベントが成功裏に終わったことで、Microsoftはこれを継続していこうと計画している。

 Microsoftのセキュリティ部門プログラムマネージャStephen Toulouseは、「この会合を年に2回開催していきたい。当社の開発者にとっても、大いに意義のあるイベントだった」と述べた。Toulouseはまた、同イベントのおかげで、Microsoft幹部や開発者は製品セキュリティを異なる観点から見直すことができたと話している。

 あるハッカーは3月の会合において、Windowsオペレーティングシステム(OS)を開発した人々の目の前で、同OSの稼働するラップトップPCを悪質な無線ネットワークへおびき寄せて見せたという。「自分が開発したテクノロジーがいかに悪用されうるか目の当たりにすることで、製品に対する理解を深め、そうした悪用を回避できるようになる」と、Toulouseは指摘している。

 このイベントは、先週ラスベガスで開催された有名なセキュリティカンファレンス「Black Hat」をモデルとしており、名称もこれにちなんでBlue Hatとなっている。年1回開催されるBlack Hatでは、ソフトウェアに存在するセキュリティ問題を深く掘り下げた講演が数多く行われる(なお、Blue Hatという名称は、Microsoftのコーポレートカラーを反映したものでもある。同社の従業員は、社内で青いバッジを身に付けている)。

 「当社からは80名のスタッフをBlack Hatに参加させたが、1人のセキュリティ研究家の見解を学ぶことで、何千人という関係者が利益を得られた」(Toulouse)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
ハードから読み解くITトレンド放談
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化