Cybertrustは12月7日、チェコ共和国最大の郵便サービスサプライヤーであるCzech Postに電子署名サービスが採用されたことを明らかにした。
Czech Postは、チェコ共和国内で認可を受けた電子認証提供業者3社のうちの1社で、電子署名サービスを使って、チェコ共和国の市民が租税申告、年金、保険証、法律および社会保障関連の書類をオンラインでセキュアに取り扱えるようにする。
今回採用されたのは、Cybertrustが提供する「UniCERT」のPKI(Public Key Infrastructure:公開鍵基盤)。これで、電子証明書の一括大量発行、発行および取り消しを行えるようになった。
UniCERTは、オンライン租税申告や法律文書のオンライン提出などにおける鍵管理や、e-ビジネス向けのセキュリティ、アイデンティティの確立などに用いられる。Cybertrustの現地パートナーであるICZがカスタマイズし、納品した。
Czech Postは、電子署名証明書を190チェコ・コルナ(約840円)で提供。また、自動電子署名認証のためのアプリケーションを2856チェコ・コルナ(約1万4000円)で販売する。現在は主要支店でのみ販売されており、2007年までに全国で利用可能にしたい考えだ。