日立情報システムズは1月19日、遠隔マネージドセキュリティサービス「SHIELD/CSO4U」の販売を開始した。セキュリティ対策自動化ソフト「SHIELD/Exlink」とセキュリティ情報通知/遠隔監視サービスを組み合わせて構成する。
SHIELD/ExLinkは、顧客サイト内のウイルス感染や情報漏えいを検知し、自動的に判断、対策するソフト。また、セキュリティオペレーションセンタ(SOC)でセキュリティ専門情報や一般ニュースから収集した情報を分析し、顧客に警告発信などをするサービスも提供している。
日立情報システムズはSHIELD/ExLinkとこのサービスを組み合わせ、新しいサービスSHIELD/CSO4Uとして販売する。新サービスを利用すると、セキュリティに関する各種警告や兆候について、人手を介すことなく自動的に事前対策や防御が施せるようになる。SHIELD/CSO4Uを構成する製品の概要と提供開始時期、価格は以下のとおり。
- SHIELDeXpress/i-Monitorサービス:SOCで収集、分析したセキュリティ情報を提供するとともに、顧客サイトをリモート監視するサービス。2006年1月末に提供開始。初期費用は個別見積もり。月額10万円から
- SHIELD/ExLink-IA:セキュリティ事件による被害拡大を防止するソフト。2006年3月末に提供開始。初期費用は500万円(1000クライアント)から。年間保守料は150万円(1000クライアント)から
- SHIELD/ExLink-Qu:検疫ネットワーク構築ソフト。2006年1月末に提供開始。初期費用は500万円(1000クライアント)から。年間保守料は150万円(1000クライアント)から
- SHIELD/ExLink-VA:内部情報の持ち出しを防止するソフト。すでに提供している。1サーバ当たり60万円から
- SHIELD/ExLink-PS:社内ネットワークの盗聴を防止するソフト。すでに提供している。1サーバ当たり60万円から
日立情報システムズでは、今後3年間で200ユーザー、15億円の受注を目指す。