NTT東日本(高部豊彦社長)は、「事業継続計画ソリューション(BCPソリューション)」を3月1日に開始する。
「BCPソリューション」は自然災害・コンピュータウィルス被害・情報漏えい対策に必要なコンサルティングからシステム構築まで、事業の継続性を確保するために必要なサービスをワンストップで提供する。
また、経済産業省が公表した「事業継続計画策定ガイドライン」に記載されている「大規模なシステム障害」「セキュリティインシデント」「情報漏洩・データ改ざん」の点から「コンサルティング」「システム導入」「運用」の3つのプロセスを提案し、利用企業の要望に合わせた「事業継続計画策定」を支援する。
第1弾として、ファイルサーバーやアプリケーションサーバーなどに格納されたシステムデータを安全な地域に自動的にバックアップする「広域ディザスタリカバリサービス(DRサービス)」を3月1日に始める。税込み価格は月額20万円から。
顧客のシステムとNTT東日本が提供するEphelioデータセンタ(北海道、群馬)間を、光ファイバーまたはフレッツ・グループアクセスで接続し、ファイルサーバーやアプリケーションサーバーなどのデータを1日1回自動的にバックアップする。
専用線サービスではないため、新規システム構築や同様のサービスを利用する場合と比べ、大幅にコストを削減できるほか、外部からの不正アクセスも防止できる。また、顧客はそれぞれ専用のストレージサーバーを使用するため、他社のシステムトラブルによる影響を受けずに済む。NTT東では年間50件の販売を見込む。