Alcatelの子会社であるGenesysは3月6日、「Genesys Express Multimedia」ソリューションが、スペインのサッカークラブ、FCバルセロナの顧客サービスセンターに導入されたことを発表した。
導入されたのは、クラブ本拠地のカンプ・ノウ。同ソリューション導入で、ひとつの電話番号を通じて、チケット販売、シーズンチケット購入、クラブの総合案内などの電話対応が可能になる。FCバルセロナはこれまでアウトソーシングしていたコールセンター業務をインソーシングに転換する。
FCバルセロナでは、アウトソースで顧客サービスレベルが低下し、クラブが毎月受け取る大量の電話や電子メールの管理が行き届かなくなっていたことに不満を抱えていた。今回の導入で、人気チケットの販売に伴うコール数の増加にも効率的に対応できる体制を整えるほか、海外のファンに対しても、知識、経験、言語の面で確実に対応したい考えだ。