スターティアは8月7日、Ruby製のコンテンツ管理システム(CMS)「Digit@link CMS」を一般向けに提供開始した。利用ライセンスとデザイン/ページ制作サービスをパッケージ化した「マーケティングエディションパッケージ」の税別価格は70万円となる。
Digit@link CMSは、2006年2月に販売開始したPukiWikiベースのCMS「ビジネスウィキ」の高機能版となる。これまで既存顧客にのみベータ版を販売していたが、8月より一般向けに販売を始めた。
オープンソースのFCKeditor利用したWYSIWYGエディタを搭載しており、ウェブサイトをワープロ感覚で編集できる。スターティアでは「HTMLに不慣れな人でも直感的に操作が可能」とする。静的なウェブページの作成が可能で、「動的なウェブページに比べ、検索エンジン最適化(SEO)対策や、セキュリティ強度の向上につながる」(同社)。また、データベースを使用しない構成であるため、メンテナンスや設定の手間を軽減できる。
そのほかには、RSS配信機能、メニュー/サイトマップ自動生成機能、時間指定更新機能を備える。有料オプションとして、MovableType対応機能を用意する。
マーケティングエディションパッケージ以外に、ウェブサイト制作会社やデザイン会社が独自のサービスとして再販できるようにするため、ライセンスのみの販売も行う。スターティアでは、3年後に月販100ライセンスの販売を目指す。